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採点の重大な疑問/キム・ヨナのスコアの謎 ― 世界フィギュアスケート選手権2009
JUGEMテーマ:スポーツ
世界フィギュアスケート選手権が終了しました。
結果は、1. キム・ヨナ、2. ロシェット、3. 安藤美姫、4. 浅田真央、という驚くべきものでした。
(参考: http://www.isuresults.com/results/wc2009/ )

今回の試合は、採点に重大な問題があった言われていますが、特に、キム・ヨナとロシェットのスコアには不可解な点が多かったです。具体的に目につく点を挙げてみます。

(1) PCS(芸術性等)の謎:

PCSは、試合ごとに大きく変動するものではありません。また、キム・ヨナとロシェットは、昨シーズンからほとんど実力は伸びていません。しかし、下記のとおり、キムとロシェットのPCSは、昨年の同大会から10点以上も伸びています。これは、どう考えても異常です。

真央選手とキムを比較すると、昨シーズンは真央選手が約3点上でした。これが正当な評価であり、本来、表現力は真央選手がキムより上なのです。しかし、今大会では、キムのほうが8点以上も上になってしまっています。こんな滅茶苦茶な話はありません。

ロシェットについては、地元開催五輪に向けての布石で、今のうちにPCSを上げておこうという魂胆でしょうね・・・。

【世界選手権のPCSの推移】

■今回(2009年):
真央: SP: 30.16, FS: 62.88 → 合計 93.04  (前回比 + 3.59)
キム: SP: 32.72, FS: 68.40 → 合計 101.12 (前回比 + 14.42 !!?? )
ロシェット: SP: 30.40, FS: 62.80 → 合計 93.20 (前回比 + 12.59 !!?? )

■前年(2008年):
真央: SP: 28.88, FS: 60.57 → 合計 89.45 (1位)
キム: SP: 28.14, FS: 58.56 → 合計 86.70
ロシェット: SP: 26.54, FS: 54.07 → 合計 80.61

(2) GOEの加点の謎:

ここでは、特に、キム・ヨナのGOEの異常な加点ぶりを見たいと思います。例をあげればきりがありませんが、例えば以下のとおり:

■ フリーのストレートラインステップ:

周知のとおり、真央選手の「仮面舞踏会」の終盤のステップは、通常より長い45秒にわたるもので、複雑で難度も高いものです。一方、キムのステップは平凡で特筆すべき点はありません。しかし、以下のとおり、実態に反して、キムのほうがステップのGOEが高くなっています。絶対におかしいです。

【フリーのステップ】
真央: SlSt3: GOE: +0.90
キム: SlSt3: GOE: +1.00  !!??

■ フリー終盤のダブルアクセル:

真央選手もキムも、フリーの最後のジャンプはダブルアクセル(2A)です。どちらも、特に特徴的なところはありませんが、なぜか、アクセルが得意な真央選手より、キムのほうがGOEが倍以上も高いです。不思議でなりません。

【フリーの最後の2A】
真央: 2A: GOE: +0.40
キム: 2A: GOE: +1.00 !!??

(3) キムの演技構成と評価の謎:

今大会のフリーで、キム・ヨナがまともに跳んでいる3回転ジャンプは2種類しかありません。
・ルッツ
・トゥループ(これも回転不足の疑惑があるが)
だけです。
(フリップは不正エッジ、サルコウは失敗、ループとアクセルは試行せず。)

また、フリーで、キムは、ダブルアクセル(2A)を3回も跳んでいます

これは、バランスの面で問題があります。ISUは、フリーでの2Aの試行回数を2回までに制限するとか、GOEの加点幅を他の2回転に合わせて縮小するべきです。2A乱発でスコアを稼ぐ手法は、トップクラスの選手として恥ずかしいことです。2Aが多いプログラムには、PCSのスコアが低くされてもいいと思いますが、実際は、キムのPCSは高いままです。

・・・・・・
以上の一連の不可解な採点は、一種のアクシデントだと思います。

今回、キムは207点出しましたが、本来のスコアは、せいぜい190点くらいでしょう。

もちろん、悪意によるアクシデントだとしたら許されませんが、最近の、韓国とカナダの一部の人間の結びつきを考えると、そうした黒い噂も疑わざるをえません。
ISUと日本スケート連盟には、今後、このような「事故」が二度と起こらないよう、再発防止の取り組みをお願いしたいです。各ジャッジの採点傾向の分析が絶対に必要です。

個人的には、もう、キム・ヨナが出る試合は見たくありません・・・・・
また、キム・ヨナのスコアは、公式なスコアとしては認識しないでおこうと思います。ISUも、公式記録から、今大会のキム・ヨナのスコアは削除してくれたら、と思います。
こんなことが続くようだと、もう、フィギュアスケートに対する関心が薄れそうで怖いです。キム以外の選手のモチベーションが下がることも心配です。
 
 
blog1 | ▲ フィギュアスケート・一般 | 19:37 | comments(83) | trackbacks(1) |
テスト /
書き込みのテストです。
・・・
なお、ブログの更新は1年3カ月以上休んでましたが、フィギュアスケートのファンをやめたわけではありません。
試合は可能な限り全てテレビ等で見てましたし、昨年はNHK杯の観戦で代々木にも3日間行きました。

仕事の都合やブログを書くモチベーションが下がったため書いてなかったのです・・・。

ただ、今年(2009年)の世界選手権・女子の採点が、あまりにも酷かったため、黙っていられず、出てきました・・・。
詳しくは、次回、書きます。


 
blog1 | - | 16:06 | comments(2) | trackbacks(0) |
フィギュアスケートGPシリーズ2007総括・GPファイナル展望
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2007/2008が終了しました。女子シングルについて総括いたします。
※[参考]過去のまとめ記事:06/07シーズン, 05/06シーズン
各大会での女子の各選手のスコア(上位のみ)は以下のとおり:
No, [開催地#順位], 得点, 名前, (所属国)
01 [RUS#1] 197.20 キム・ヨナ (KOR)
02 [CHN#1] 180.68 キム・ヨナ (KOR)
03 [FRA#1] 179.80 浅田真央 (JPN)
04 [CAN#1] 177.66 浅田真央 (JPN)
05 [RUS#2] 172.77 中野友加里 (JPN)
06 [RUS#3] 169.91 ロシェット (CAN)
07 [CAN#2] 169.43 中野友加里 (JPN)
08 [CAN#3] 168.18 ロシェット (CAN)
09 [JPN#1] 164.69 コストナー (ITA)
10 [USA#1] 163.23 マイズナー (USA)
11 [JPN#2] 163.17 マイアー (SUI)
12 [CAN#4] 162.42 ヒューズ (USA)
13 [USA#2] 161.89 安藤美姫 (JPN)
14 [FRA#2] 158.74 マイズナー (USA)
15 [FRA#3] 158.63 ワグナー (USA)
16 [CHN#2] 156.34 ジャン (USA)
17 [JPN#3] 154.83 武田奈也 (JPN)
18 [RUS#4] 154.26 コルピ (FIN)
19 [USA#3] 153.35 ジャン (USA)
20 [CAN#5] 150.06 ワグナー (USA)
21 [RUS#5] 148.15 村主章枝 (JPN)
22 [CAN#6] 148.05 武田奈也 (JPN)
23 [CAN#7] 147.69 レピスト (FIN)
24 [FRA#4] 147.15 マイアー (SUI)
25 [JPN#4] 145.81 安藤美姫 (JPN)
26 [CAN#8] 145.69 グレボワ (EST)
27 [JPN#5] 145.58 レピスト (FIN)
28 [FRA#5] 144.57 リュン (CAN)
29 [JPN#6] 144.32 シズニー (USA)
30 [CHN#3] 143.86 コストナー (ITA)
青字はGPファイナル進出選手
◇ 分かりやすく書くと以下のとおり(※数字は2試合の合計スコア。今季前半の調子を比較したもので選手の真の実力の比較ではない):

キム・ヨナ(377.88) > 浅田真央(357.46) > 中野友加里(342.20) ≧ ロシェット(338.09) > マイズナー(321.97) > マイアー(310.32) ≒ ジャン(309.69) ≒ ワグナー(308.69) ≒ コストナー(308.55) ≒ 安藤美姫(307.70) ≧ ヒューズ(302.92) ≒ 武田奈也(302.88)・・・。

◇ 残念だったのは・・・
安藤美姫がファイナル逃す。澤田亜紀・浅田舞の不調(NHK杯では、澤田欠場→浅田舞途中棄権)。浅田真央がトリプルアクセル跳ばず。中国大会で、日本人選手の連続表彰台記録が途切れる(約3年ぶり)。
◇ 全体的に昨季より、スコアが低めだった。これは、ジャンプの回転不足が厳しくとられる試合が多かったこと(特に米国大会)、またルール改正により不正エッジの判定が厳しくなったことが原因だろう。
日本人選手の表彰台占有率は 33%(=6/18)。昨季(9/18)から大幅減。村主の不調が響いた。世代交代がスムーズに行ってない?一方、米国は 5/18。来季は抜かれるのでは。
◇ テレビ中継は昨季と同様だった。特筆すべき点は、NHK杯が地上波で生中継されたことと、BS朝日の放送のクオリティが高かったこと(特にロシア大会は生中継、画面の文字が少なく、実況も控え目だった)。地上波のテレ朝は、相変わらず、騒音・無駄な文字の表示が絶えなかった。
◇ 詳細はこちら: Grand Prix of Figure Skating 2007/2008 FINAL RESULT

■GPシリーズ展望・予想の反省

当ブログでは、6月にGPシリーズの展望・ファイナル進出予想の記事を書きました。その反省をします。
以下、◆予想 → その結果、の比較。

◆ 試合間のレベルの差が小さい。強いて言えば、NHK杯がやや低レベルか。
→ ○:予想どおり、試合間のレベルの差は昨季より小さく、NHK杯は低レベルだった。カナダ大会・ロシア大会がややハイレベルだった。

◆ キム・ヨナは特に組合せに恵まれている。順当にいけば2試合とも楽勝かも。
→ ○:2試合とも圧勝でした。

◆ 浅田舞は当初1試合のみのエントリー予定だったが、昨季と同様に後で追加され、2試合になることを期待…。
→ ○:NHK杯に急遽出場が決まったのはよかったが、残念ながら体調不良によりSPのみで途中棄権となった。

◆ 試合間のレベル差がなく、出る試合による有利・不利がないため、単純に実力のある選手・高得点をとれる選手が、ファイナル進出を決める。
→ △:上記のとおり、必ずしもスコア順ではなかった。

◆ GPファイナル進出のボーダーラインは昨季よりやや下がって、2位・3位〜2位・4位あたり。
→ ○:2位・3位(キャロライン・ジャン)がボーダーでした。

◆ 主力選手同士が2試合同じ試合に出場する場合、一方が好調だと他方が煽りを受けてファイナル進出争いに影響する。ロシェットvs中野友加里に注目。
→ ○:上記のとおり、ロシェットは、スコアだけなら出場選手中4位だったのに、中野と2試合当たったのが響いてファイナル進出を逃しました。彼女は、ここ最近ずっと僅差でファイナルに行けてません。

◆ ジャンは、成長次第では、表彰台、ファイナル進出の可能性も十分にある。
→ ○(?):本当に、可能性はあるという程度でしたが、スコアの割に運良く2試合とも表彰台、ファイナル出場を決めました。スコアの面では、同じジュニア上がりのワグナーとほとんど変わりません。ただ、ジャンプの回転不足さえ解消できれば、来季はもっと上位を狙えるでしょう。

◆ ファイナル進出予想: 浅田真央、キム・ヨナ、マイズナー、安藤美姫、中野友加里、コストナー(僅差で、ロシェット、マイアー、ジャン、村主章枝が追う)。
→ △:キム・ユナ(30pt)、浅田真央(30pt)、マイズナー(28pt)、コストナー(28pt)、中野友加里(26pt)、ジャン(24pt)がファイナル進出決定(補欠:マイアー、安藤、ロシェット)。・・・5人当たり・1人ハズレ(安藤美姫→×、ジャン→○)でした。NHK杯の SP終了時点では、予想どおりになるかと思ったのですが、フリーで安藤美姫があれほど大崩するのは予想外でした。昨季は予想以上に好調でしたが、今季は逆でした。予想がつきにくい選手ですね。

■グランプリファイナル展望:

ファイナルは、12/13〜12/16に、トリノ(イタリア)で開催されます。女子は、キム・ユナ、浅田真央、キミー・マイスナー、カロリナ・コストナー、中野友加里、キャロライン・ザン、の6名が出場予定。昨年に続いて出場するのは、キム、浅田の2名のみ。また、2年前のトリノ五輪と同じ会場での開催となるが、トリノ五輪経験者は、マイズナー、コストナーの2名のみ。

詳細はこちら:ISU Grand Prix of Figure Skating Final 2006/2007。テレビ朝日系で放送予定あり(録画中継)。注目ポイントは以下のとおり。

◆(1) 世界選手権・優勝争いの前哨戦(浅田vsキム):
今の女子シングルでは、浅田真央・金妍兒の2人の実力が突出していると言えるでしょう。GPシリーズでは、キム・ヨナが好調でしたが、浅田真央は、調整が遅れ気味だったり、トリプルアクセル(3A)を敢えて跳ばなかったりで、得点面ではキム・ヨナがリードしました。しかし、シーズン中盤に入った現時点で、2人が同じ試合に出た場合どちらが勝つのか、興味あるところです。GPファイナルは、その決着をつけると同時に、世界選手権の優勝争いの前哨戦にもなる試合だと思います。

当ブログでは、2人を含む上位選手の実力について、昨季末の時点で簡単に考察を書きました(世界選手権の生観戦記の記事)。当時、ノーミス対決なら、浅田真央は210点前後、キム・ヨナは200点前後だろうと書きました。今季になって、その差は縮まったと思います。(あるいは、安定感まで考慮すると、一時的に逆転している状態にあるかもしれません。)理由は、
・浅田真央は、スピン・ステップは向上しているものの、ジャンプで点を落としている(ルッツが不正エッジで減点がされている。昨季入れていた2A+3Tを今季はまだ入れていない。SPの3F+3Loでミスが続いている。)
・キム・ヨナは、昨季から安定感・スタミナが向上した(腰の故障が治ったおかげ?)。3Loを跳べるようになった。
・・・今では、浅田真央は(2A+3Tまたは代替のもの跳んで)210点前後、キム・ヨナは205〜210点くらいが上限でしょうか。

◆(2) 世界選手権・代表一番乗り争い(浅田vs中野):
今年も、GPファイナルで最上位のメダリストは、世界選手権代表に事実上内定となります。昨季は浅田真央が内定をとりましたが、今季はどうでしょうか。浅田・中野の2人ともメダルが取れないという事態は考えにくいため、2人の上位のほうが代表一番乗りとなるでしょう。マスコミは3A対決と煽るかもしれないが、あまり関係ないでしょう。GPカナダ大会では、浅田が3Aを回避し、中野が3Aを跳んだにもかかわらず、フリーで浅田のほうが大差で勝ってます。PCSで点を稼げる分、浅田が圧倒的に有利ですが、ジャンプに関しては、3Aよりもむしろ他の3回転ジャンプの出来(特に回転不足となるジャンプの数)が鍵を握るように思います。

(※ GPファイナルの順位予想はしません。GPファイナルは、出場することに意味があります。出場するだけで、ほとんどの場合、世界ランキングのポイントを大幅に上積みできるのです。また、選手としての格と知名度も上がります。ファイナルでの順位自体にはあまり意味はありません。テレ朝が言うような「世界一決定戦」ではありません。)

「ワールド・フィギュアスケート 30」(新書館)
「浅田舞&真央 スケーティング・ミュージック」(EMI MUSIC JAPAN)


blog1 | ▲ フィギュアスケート・一般 | 05:24 | comments(4) | trackbacks(0) |
「浅田真央、16歳」を読んで
浅田真央、16歳『浅田真央、16歳』/ 宇都宮直子(著)/ 文藝春秋 のレビューです。
◆概要:
・発行日: 2007年9月30日
・価格: ¥1,330
・ページ数: 188
・構成: 第一章 オフシーズン、第二章 オンシーズン、第三章 世界選手権・TOKYO、終章、Records で構成。第一章・第二章は、「オール讀物」2007年7月号・8月号が初出。
・内容: 2006年4月の高校入学の頃の話から、オフシーズンに練習拠点をアメリカに移してからの練習と生活の話、シーズン中の、キャンベルカップ、グランプリシリーズ(アメリカ大会、NHK杯)、グランプリファイナル、全日本選手権、世界選手権の各試合でのエピソードの紹介など。

◆前作との比較:
前作『浅田真央、15歳』と比べると、装丁などはそっくりで、ページ数は 1.5倍に増えた。写真のページがやや減ったが、その分、文章のボリュームが増えた。
前作は、スポーツ選手ではなく一人の少女としての側面に焦点を当てた内容が目立ち、子どもっぽさを前面に出した表現が多かった。例えば『「…真央、レゴ作ってるときはおとなしいんだよ。口数も少ない。今日は違うけど」ふふふと笑い、彼女は、ぬるくなってしまったホットミルクを飲んだ。』のような調子で…。
一方、本書(16歳)では、子ども扱いするよりも、成長する様子を描き出すようなトーンが目立つ。また、プライベートよりも競技に関連した記述が中心になっている。本来こうあるべきだろう。

◆印象に残った記述など:

オフシーズン
・アメリカに拠点を移す際は、「一か八か、とりあえず現地に行かせてみるかという感じ」だったとか。拠点を選んだ際の6つの理由も書かれてあり、興味深い。
・浅田真央の父親について「フィギュアスケートが爆発的な人気を得、その中核に末娘がいることも「なんとなくわかっている」程度の認識でいる」と書かれている。しかし本当だろうか?無関心を装ってるだけで、実際は気になって仕方がないと思うのだが…。
・浅田家の人は、過去の試合などについて、感情的なことは明確に覚えているが、試合の結果や日付などはあまり覚えてない、と書かれている。これは意外だった。我々ファンのほうが詳しいのかも。でも、競技者としては、過去の試合のスコアを覚えていて自分で分析したりしてほしいとも思うが…。

オンシーズン
・初戦・2戦目の直前の調整では、真央がコーチに遠慮して、今までの調整方法を変えたくないことを言えず、失敗したらしい。意思疎通の難しさが想像できた。
・アメリカ大会で3位になったあと、「今季は、だめかもしれない」と思ったとか。プレッシャーに相当悩んでいた様子がうかがえる。
・グランプリファイナルで2位になった後、投げたような試合をしたことを母親に叱られたとき「真央、わんわん、泣いたよ」と言った場面は、読んでいて辛いものがあった。
・全日本選手権前に骨折したときの様子は興味深い。故障があると、かえってうまくいくときがあるが、その典型かも。
・世界選手権で、SP5位になった後の母親との厳しいやり取りから、気持ちを持ち直して、翌日フリーに出発するとき「真央、優勝してくるよ、ママ」と言うまでの一連の流れが、本書で最も印象に残っている。

◆全体的な感想・まとめ:
・浅田真央に関することで、本書(正確には「オール読物」)で初めて知ったことが数多くあった。特に、心理面は、他の書籍や報道では分からなかったことばかり。そのため、少なくとも浅田真央のファンにとっては、本書は「必読」といっていい
・著者自身と浅田真央(浅田家)との距離の近さに必要以上に言及している点が気になった。例えば「真央を「預かる」のはこれが初めてではなかった」「恋の話は、真央とはしたことがないし(抽象的な話ならある)、ほほえましい逸話はいくつか知っているが、…」なんてことは、読者にとってはどうでもいい。著者の考え・意見を書くのは歓迎するが、著者の立場などには興味ない
・このまま毎年、浅田真央の誕生日の時期に、「浅田真央、17歳」「浅田真央、18歳」・・・と出版されるのだろうか。毎年本が書けるくらい、常に充実した活躍ぶりを見せてくれるとファンとしては嬉しいですが・・・。
→ 本書の詳細は、こちら (amazon.co.jp)

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『フィギュアスケート '07-'08シーズンパーフェクトガイド』を読んで…。
フィギュアスケート '07-'08シーズンパーフェクトガイド『フィギュアスケート '07-'08シーズンパーフェクトガイド』 (実業之日本社) のレビューです。

◆概要:
・発売日: 2007年10月19日
・価格: ¥1,200
・ページ数: 96
・内容: 今シーズンの試合の展望、選手の情報が書かれています。全体的に、無駄がないところがいいです。男子・女子・ペア・アイスダンスのバランスもとれています。特に、グランプリシリーズの予想・見どころが詳しい。素人にもマニアにも受け入れられるように書かれているのが特徴でしょうか。執筆陣を見た限りでは、複数の人が得意分野を担当して書かれているようでした。

◆印象に残った記事など:

グランプリシリーズの展望
各試合ごとに、4ページずつ使って、試合のポイントが詳細に解説してあります。大会の歴史まで書いてくれています。相当事情通の人が書いたようで、ツボをおさえた書き方になっているなーと思いました。例えば、フランス大会では、浅田真央vsマイズナーの一騎打ち・トリプルアクセル対決、など。

各選手へのインタビュー
多くの選手の話が載っていて読み応えあります。印象的だったのは、コルピが3A、マイアーが4Lzを跳びたいと言っていたこと。浅田真央も、ルッツを正しいエッジで跳べるよう工夫していると言っています。

各選手のパーソナルデータ
151人が対象ですので、主要な選手はほぼカバーされています。ISUのサイトのバイオグラフィー程度の情報ですが、日本語で紙に印刷してまとめてくれているので、試合を観戦しながら参照するのには便利でしょうね。

その他
テレビの中継予定(CSのテレ朝チャンネルでは完全放送だそうな)、グランプリシリーズには出られない織田信成の記事、主要な選手の最近5年分の使用プログラムと主な戦跡、プロトコルの読み方などもあります。エレメンツの略号の説明・基礎点の早見表は重宝しそうです。でもどうせなら、スピン、ステップ、スパイラルのレベル判定基準まで詳しく書いてくれてもよかったかも…。

→ 本書の詳細は、こちら (amazon.co.jp)

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「日本女子フィギュアスケート公認ブック2007-2008」を読んで
日本女子フィギュアスケート公認ブック2007-2008『日本女子フィギュアスケート公認ブック 2007-2008』 (マガジンハウス) のレビューです。

◆概要:
・発売日: 2007年10月12日
・価格: ¥1,575
・ページ数: 95
・内容: ここ数年、毎シーズン出ていた、日本女子フィギュアスケートのオフィシャル応援ブックが、少し形を変え、出版社を変えて出てきました。…といっても、例年どおり、お馴染みの青嶋ひろの氏がおそらく一人でインタビューして執筆したものだからなのか、ほぼ例年どおりの内容で、質・量ともに充実しています。選手10人へのインタビューが中心です。

◆構成、および印象に残った記事など:

安藤美姫 (8ページ)
スケートに対する気持ちが弱くなっていて相当悩んでいる様子。燃え尽き症候群になったのかと思われるような話が中心。世界選手権について「…あそこでふたり(浅田真央、キム・ヨナ)がベストの状態だったら、まだ私は彼女たちの下のレベルでしかないことも自分でわかっている…」とか。
浅田真央 (8ページ)
中京大学のリンクができてうれしいという話。エキシビションは対照的なプログラムを2つ作った話。タラソワに心酔している様子が伺える話など。世界選手権のフリーの演技についても「あとから見直すと、ちょこっちょこっと失敗してるのがわかって、まだまだだなあって思う」だとか。試合と練習に対する考え方の違いなど、全体的にポジティブで前向きな話が多い。2季前は子供の雑談のようなインタビューだったが、ずいぶん違う。
中野友加里(8ページ)
卒論のテーマは「モチベーション」で、自分自身が研究対象なんだとか。世界選手権は5位では満足できないので、今季はシーズン初めから全力疾走で行こうという強い意気込みを語ってくれています。
村主章枝(6ページ)
ロシアでの一人暮らしの生活の様子は興味深いです。スケートをどう見せるか、についてはまだ日本の若い選手は欧米に追いつけていないという話は、いつもの村主らしく哲学的です。ソチ五輪のときは33歳・・・という話までしてくれています。
澤田亜紀(4ページ)
濱田コーチのチームは仲がいいという話や、NHK杯に出ることになってびっくりという話、先輩の高橋大輔に刺激を受けた話など。闘志が見えてこないことをコーチや著者が嘆いている様子。
武田奈也(4ページ)
シニアのグランプリシリーズに出ることがよほど嬉しいらしい。早稲田で同級生の卓球の福原愛とはよくメールしているとか。今季は四大陸選手権に出るのが目標だそうな。
浅田舞(6ページ)
怪我をしていた間も充実した生活をしていた様子。ロシアではタラソワによく怒られたとか。自分が世界的なコーチ達の指導を受けられるのは「真央がいるから、ですよね」とも。世界選手権の真央の演技を見て、本当の意味で感動して泣いた。それで、自分も世界選手権に出てみたいと思うようになったそうです。
鈴木明子(6ページ)
摂食障害で、スケートどころかまともな生活もできなかった時期のことが克明に語られています。そこからユニバーシアードで優勝し、大学卒業後も企業の契約選手として活動できるようになったことなど、復活の過程は興味深いです。
太田由希奈(6ページ)
カナダでキム・ヨナと同じリンクで練習していたときの話、樋口コーチの人脈の話など。一昨年、引退を考えてちょっとした就職活動をしたという話も面白い。
水津瑠美(4ページ)
演技中に笑うのが苦手だそうです。ルッツとフリップを跳ぶことが課題だとか。

○ その他の特集記事など:
・ジュニア選手、外国人選手、強化選手以外の注目選手の紹介(もっとページを割いてもいいのでは…)
・イタリア・クールマイヨール合宿レポート(楽しそうですね)
・夢のコスチューム(浅田真央の金魚の衣装は…、微妙なような)
・荒川静香のトップ選手の分析(村主についても厳しいことをきちんと書いています…)
・各選手へのアンケートとデータ(使用プログラムの履歴が書いてあるのがうれしい。各選手の色紙も。浅田真央の「みんなを幸せにしたいデス」というのがいいですね)
・伊東秀仁フィギュア強化部長への取材(ルール変更への対策に関する話など)

◆全体の印象など:
・昨季のオフィシャルファンブックは、変わった形での出版だったため、立読みで済ませてしまったのですが、今回は買いました。2季前のも買ってたのですが、それと比べると、分量は変わっていませんが、特に上位選手のインタビューの話の質が向上しているように思いました。選手の意識が高くなったからでしょうか?
・表紙が1選手(安藤美姫)のみというのは、従来と違いますが、どうなのでしょうか。従来のほうが賑やかで良かったようにも思いますが…。ちなみに裏表紙は浅田真央でした。2季前の裏表紙はロッテのチョコレートの広告だった。
・写真は、2季前のより少なくなったようですが、それでも綺麗な写真が多いですね。
・しかし、2季前よりも、価格が大幅に高いです(2季前のは880円だった)。まぁ、それまでが安すぎただけで、昨季も同じ値段だったし、適正価格なのでしょうね。
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blog1 | ▲ フィギュアスケート・書籍レビュー | 21:57 | comments(2) | trackbacks(0) |
フィギュアスケート日米対抗戦2007生観戦記
「日米対抗フィギュアスケート競技大会2007横浜」の現地での観戦レポートです。
・10/6(土): 男子シングル・女子シングル
・10/7(日): エキシビション
・会場: 新横浜スケートセンター
・座席: 10/6: S席の前のほう。ジャッジと反対側の中央付近。10/7: S席の前のほう。ジャッジ側の端のほう。
・参考: TBS番組サイト
※ 結果の詳細はこちら:International Counter Match FS Competition, USA vs. JPN 2007 Yokohama

■10/6: 男子シングル・女子シングル

○ 全般について
長洲未来のFS以外は全て、テレビ・動画等での予習なしで試合用のプログラムを生で初めて観ることになりました。これは珍しいことで、2年前のジャパン・インターナショナルチャレンジ以来です。初めて観る演技は、演技の構成を頭の中で整理しながら観てしまうのですが、同時に生観戦の雰囲気を味わいながら観ないといけないので、大変です・・・。試合の結果、各選手のスコアについては、こういう練習試合のような試合ではあまり参考にならないので、ここでは議論しません。

○ 男子シングル
高橋大輔がFSで4回転を2つ入れるかどうか注目していました。2つ挑戦したが、両方とも4Tで、いずれも失敗(他の4回転は跳ばないのか?)。その後もミスが目立ち、得点も低かった。プログラム「ロミオとジュリエット」も、昨季の「オペラ座の怪人」と似た路線のまま少しつまらなくなったような感じ。ちょっとがっかり。他の男子選手も…、日本勢は演技の出来が悪いです。あ、町田樹は、前半は良かったですね。後半バテバテだったようですが。米国勢は予備知識が不足していたせいか、あまり記憶に残ってません。

○ 長洲未来(ミライ・ナガス)(Jr.FS)「コッペリア」:
今大会で唯一、動画で予習していた演技。思ったより体が小さくて、小ぢんまりして見えましたが、スケーティングも個々の要素も、本当に綺麗です。難しいことを簡単そうにできるところは、見ていて気持ちがいいです。同年齢の頃の浅田真央に似ていると思う。後半は、連戦の疲れからか、スタミナ切れで、ジャンプの助走のスピードも落ちてミスを連発してしまいました。演技終了後キスクラに行く前に、リンクサイドで涙ぐんだ表情でコーチと話してました。よほどショックだったのでしょうか。しかし、能力の高さは十分確認できました。

○ キャロライン・ジャン(SP)「スパニッシュジプシー」:
長洲よりもさらに小さく見える…。少女というより児童・幼児という言葉が当てはまりそうな感じ。あのクセのあるジャンプの跳び方も、身体が小さいせいか、テレビで見るほど気になりません。3−3回転は、噂では跳べると聞いていたのですが、実際に跳んできてびっくり。後の3Tは回転不足だったようですが、いつでも跳べそうに見えました。

最後のパールスピンは圧巻です。近い距離で見ることができたので、生観戦ならではの、立体感を堪能できました。横に大きく広がるスピンなので、奥行きも感じられます。テレビだと、どんなに高画質でも平面なので、遠近感を出すのは不可能です。あのパールスピンは本当に生で観るのをおすすめしたいです

○ 安藤美姫(SP)「サムソンとデリラ」:
衣装は、ギラギラしていてインパクトありますね。テレビで見るとそれほどでもないのですが、生で見ると派手です。事前のインタビューで「セクシーな演技を…」と言っていたのですが、確かに、初めの振り付けを見たときは、その意図が感じられました。プログラム自体は、昨季のSP「シェヘラザード」も好きだったのですが、よく似た路線で、安藤に合っていると思いました。

しかし、最初のジャンプで激しく転倒したときは、場内が凍りつきました。痛そうなコケ方で、演技を続けるのは無理だろうか…と思いましたが、途中から再開して最後までがんばって滑ってくれました。演技後、場内の大画面で、転倒したところが繰り返し流された。そんなに映さなくていいのに…。演技の前、ジャッジのコンピュータが1台壊れて交換に約1分かかって、待たされたのが影響したのかも。3週間後のグランプリシリーズが心配になってきました。

○ 浅田真央(SP)「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジア」:
約半年ぶりに浅田真央の姿を見て、ずいぶん大人びてきたような気がしました。衣装のせいか、体型が変わったようにも思いました。衣装は、適度にアクセントが効いていて好きです。ただ、演技の前に首のあたりを触って気にしているようでしたが、窮屈なのでしょうか…。6分練習では、試合で跳ぶジャンプを全て複数回ずつ完璧に跳んでいて、調子は良さそうに見えました。

初めのジャンプは単発の3Fでした。あれ?昨季と違う?しかもステップから入らなかったような…。次は何かと思ったら、ステップからの3Lz。…ってことは、最初の3Fはコンビネーションの予定だったのか…と、頭が混乱しているうちに、2Aを跳んだ。ん?もうジャンプは全部終わりか? 今までの浅田真央のSPは、最後のジャンプは後半に跳んでいたので、この構成は新鮮に見えた。ジャンプを序盤に集めるのは、中盤以降にスピン・ステップ等に注力して、ジャンプ以外でも高得点を取る作戦だろうと思いました。実際そのとおりでした。特にあのレベル4のステップは衝撃的でした。氷上を滑っているというより、蝶が宙を舞っているような感じ。でも、TBSの中継では、カメラが、ステップの進行方向と平行の向きで撮っていたため、一箇所に止まって見える部分があって残念。横から見ると、もっといいです。あと、座席が低い位置だったためか、ビールマンスピンの足の位置の高さが印象的でした。長洲やジャンのも綺麗なのですが、やはり小さく見えます。背が高く手足も長い浅田真央のビールマンスピンは、スケールが大きく見えました。

演技終了時は「え?もう終わり?」と思った。それくらい、終始テンションが高く高密度な演技で、見ているほうも全く休むヒマがありません。もう少し緩急があってもいいかなとも思いましたが、難度の高いチャレンジングなプログラムだなーと感心しました。従来の浅田真央のイメージとも違う新境地を開拓しているようで、フリーのプログラムを見るのも楽しみになってきました。

○ 村主章枝(FS)「オブリビオン」:
6分練習では、転倒していたりして動きもよくなかった。本番でもミスを連発。全くの調整不足でしょう。この時期に、村主が試合でフリーを滑ること自体、無理があったのかもしれませんね。プログラムも、昨季のフリーに続いてズーリンの振付だそうですが、やっぱりローリー・ニコルのほうが村主に合っているのでは?と思いました。

○ その他女子選手について
レイチェル・フラットはかなり強そうですね。長洲やジャンのような柔軟性がないため目立ちませんが、バランスが良く、実力差は無いと思います。3−3回転も、3Tは回転不足の判定でしたが、簡単に成功できそうな雰囲気でした。水津はいい演技をしていました。この調子なら全日本で上位に来る可能性もありますね。最終滑走がB.リャンというのは、テレビ中継的にはどうだったのでしょう・・・?

10/7: エキシビション

・7月のドリームオンアイスで、村主、南里をはじめ何人かは、同じ演技を同じ会場で観ていたばかりでしたが、それでも初めて観る演技も多く、楽しめました。後半は全員アンコール付きでした。
・長洲未来は、スケーティングのスピード・伸びがすばらしい。昨日より動きがいいですね。変わった持ち方のビールマンスピンは、席から遠くて見えにくかったのが残念。
・ライアン・ブラッドリーのバックフリップは2回とも近くで見られてラッキー。2回目のは綺麗な片足着氷で、氷が割れるのではと思うほどの迫力でした。
・浅田真央は、早く生で観たいと思っていた「別れの曲(So Deep Is The Night)」を滑ってくれました。素晴らしいプログラムです。昨季までのExは、プログラムも衣装も試合と比べると物足りなさがありましたが、今季はExにも力を入れているようですね。後半珍しくスパイラルと3Loでミスしたのが残念でしたが。アンコールでは、昨日のSPのステップ以降を再現。別の角度から見るのもまたいいです。
・キャロライン・ジャンは、試合では見られないような多彩な技を見せてくれて、本当に見ていて飽きないですね。ただ、スピンは全部自分の席から遠いところだったので残念。
・ジョニー・ウィアーは、歓声とスタオベは大きかったですね。
・高橋大輔は、今季のSPを滑ってくれた。初めは、ちょっと変わったヒップホップ調の「白鳥の湖」かと思った程度でしたが、中盤のステップからは、こんなフィギュアスケートもありなのか!?と思いながら引き込まれて見ていました。場内のあちこちで悲鳴のような歓声があがってました。これは本当に、試合で観るのが楽しみです。
・安藤美姫は、上半身の動きが本当に綺麗になりましたね。ただ、衣装も曲調も暗くて盛り上がりに欠ける感じなので、気分が沈んでしまいそうでした…。
・オープニングで平原綾香の生歌(TBSの中継のテーマソング「To Be Free」)があり、フィナーレでは、生歌にのって全員が滑りました。無難な演出で安心しました。座席が悪く、平原さんの姿があまり見えず。

おまけ
・初日は、今までの試合の生観戦では一番リンクに近く良い席でした。テレビに自分の顔がはっきり映ってしまわないか心配でした。しかし、ジャッジ側は関係者席が多く空席も目立ったのが残念でした。
・初日の開会式では、日米の連盟会長の挨拶、日米国歌独唱などがありました。その割には試合の緊張感がない・・・。
・女子の演技の時間は、私の近くの席(記者用?の席の最前列)で平原綾香と(たぶん)米国国歌を歌った人が観戦されていた。気になってチラチラ見てしまいました。
・試合の日は、リンクに近い席なのに全然寒くなかった。薄手のシャツで平気でした。翌日のエキシビションは、同じ列の席でも寒かった。アリーナ席を設けたため温度を下げたのだろうか。
・パンフレットが無料配布でした。しかも2日とも同じもの。普段パンフレットは買わないのですが…。パンフレットいらんから、入場料安くしてくれ
blog1 | ▲ フィギュアスケート・生観戦関連 | 15:25 | comments(4) | trackbacks(1) |
浅田真央2007/2008新プログラムは、SP「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー」、FS「幻想即興曲」
浅田真央の今季の新プログラムがようやく正式に発表されました。すでに何度か報道されていましたが、昨季のように誤報が含まれてたり2季前のSPのように変更になったりする可能性もあるので、公式サイトで出るまでは何も信じないことにしていたのでした。

2007/2008シーズンのプログラムは、公式サイトによると、以下のとおり:
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ショートプログラム:
「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー」by ナイジェル・へス
映画「ラヴェンダーの咲く庭で」オリジナルサウンドトラックより
(Fantasy For Violin And Orchestra from Ladies in Lavendar soundtrack)
振付 : タチアナ・タラソワ(Tatiana Tarasova)

フリープログラム:
「幻想即興曲」 by フレデリック・ショパン
(Fantaisie Impromptu by Fryderyk Chopin)
振付 : ローリー・二コル(Lori Nichol)
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以下、SP, FS それぞれの展望など・・・

■ SP「バイオリンと管弦楽のためのファンタジア」:
浅田真央本人が「今までと違うイメージ」と何度も語っていますが、確かに、この曲を聴いてみた限りでは、そんな気がします。今まで彼女が使ってきた曲の多くは軽快なものが多かったのですが、この曲は重くて苦しい…。でもいい曲なので気に入りました。情感たっぷりに滑る浅田真央の姿が眼に浮かびます。

今季のSPは、得点的には、昨季より幾分の伸びが期待できると思います。TESは、ジャンプ以外の要素のGOEの加算に期待したいです。ジャンプは、おそらく昨季までと変わらないでしょうが、ステップからの3Aが入ったりすると面白そうですね。一方、(フリーでもそうですが)ルール変更により3Lzの不正エッジを厳しくとられて減点されないか心配です。それより、PCSの伸びに期待が持てます。…というのも、タラソワが、振り付けだけでなく、コーチとしてもかなり関与しているようなので、表現力がどこまで伸びているのか非常に興味あります。常に70点以上を狙ってほしいですね。キム・ヨナのSP歴代最高記録 71.95 が当面の目標でしょうか。

■ フリー「幻想即興曲」:
最初報道で曲名を聞いたとき、嘘だろーと思いましたが、本当でしたね。荒川静香が2季前にFS(五輪のみSP)で使っていた曲です。浅田真央は当時3試合荒川と戦っているので、本人の中でもこの曲には荒川のイメージが残っているでしょう。そんな曲をあえて選んできたのは、何か特別な思い入れがあるからかも…と期待してしまいます。荒川はオーケストラバージョンでしたが、今季の浅田真央はどうなのでしょう?個人的にはピアノを熱望します。この曲の本当の良さは、ピアノでこそ伝えられると思うのです。もちろん、4分間ピアノの音だけで滑るのは、演技が単調になるリスクもありますが、今の浅田真央なら、観客を飽きさせないだけの音楽との一体感を見せてくれると思います。それは昨季のSP「ノクターン」で実証済みです。公式サイトでは音源が発表されていないため、誰のどの演奏なのか不明ですが、公表してほしいですね(個人的にはこちらのアシュケナージのが好きでよく聴いています)。

今季のFSは、得点的には、常に140点以上を狙ってほしいです。昨季の世界選手権と同様の構成(コンビネーションジャンプのセカンドで3Loと3Tを1回ずつ入れる)でノーミスなら十分可能です(昨季の全日本では3Tが無くても140とれた)。スピンの取りこぼしのカバーとPCSの伸びがあれば、145近くまで行けるかも。また、本人は、シーズンオフの取材で何度か「3Aを2回入れたい」と言っていました。これは、実質的には 3F(または3Lz)が3Aに入れ替わるだけなので、TESでは1.5〜2点程度の上積みにしかなりませんが、成功すれば演技全体の印象が良くなるため、PCSの点が甘くなることが期待できますね。4回転(4Lo)は、今季はどうでしょうか。難しいとは思いますが、1度どこかで挑戦してみてくれると嬉しいのですが…。

以上から、うまくいけばSP・FS合計で215点くらい行けるのではと思います。まずは、日米対抗戦でのSP(今日、新横浜で観てきます)、GPカナダ大会でのFS それぞれの初披露を楽しみにしたいと思います。
blog1 | ▲ フィギュアスケート・浅田真央&浅田舞 | 02:07 | comments(6) | trackbacks(2) |
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