トリノオリンピック・フィギュアスケート女子シングルの順位と得点を予想したいと思います。新採点方式になって初めての五輪であるため展開が読みにくいのですが、雰囲気としては、
昨年の世界選手権のような感じになるのかなーと思います。メダルを獲るには、とにかくショートプログラムでミスを防いで、フリーで最終グループに残ることが重要でしょう。各選手が実力を出し切って素晴らしい演技を見せてくれることを期待します。
【フィギュアスケート・トリノ五輪・女子 − 有力選手の得点範囲予想】
1. イリーナ・スルツカヤ (ロシア) 181 〜 198
2. サーシャ・コーエン (アメリカ) 175 〜 193
3. 荒川静香 (日本) 170 〜 185
4. 村主章枝 (日本) 168 〜 185
5. カロリーナ・コストナー (イタリア) 155 〜 180
6. エレーナ・ソコロワ (ロシア) 153 〜 178
7. 安藤美姫 (日本) 152 〜 179
8. ジョアニー・ロシェット (カナダ) 155 〜 172
9. キミー・マイスナー (アメリカ) 153 〜 168
[参考]
*. 浅田真央 (日本) 182 〜 194
【予想得点範囲(下限〜上限)の根拠】
◆I・スルツカヤ:
[下限] 珍しくジャンプのミスをしたGPファイナルの181.48程度。
[上限] 自己ベストのGPロシア大会の198.06程度。
◆S・コーエン
[下限] 調整段階だったGPフランス大会の175.12程度。
[上限] 調子の良かった2006全米選手権の199.18からインフレ補正 -6 →193。
◆荒川静香
[下限] GPフランス大会の173.30から、プログラム変更リスク -3 → 170。
[上限] GPフランス大会の173.30から、SPとFSで出たジャンプのミスを無くして +9、プログラム変更のプラス効果 +3 → 185。
◆村主章枝
[下限] NHK杯の158.48から、調子が上がって +10 →168。
[上限] 2005全日本選手権の194.16からインフレ補正 -9 →185。
◆C・コストナー
[下限] 不調だったNHK杯の145.42から大幅改善 +10 → 155。
[上限] 2006欧州選手権の172.45から、地元効果 +8 →180。
◆E・ソコロワ
[下限] ミスが目立ったGPファイナルの150.08から少し改善 +3 → 153。
[上限] 自己ベストの2006欧州選手権の177.81程度。
◆安藤美姫
[下限] 不調だったGPファイナルの157.30から、プログラム変更リスク -5 →152。
[上限] 調子のよかったGPロシア大会の172.30から、4回転ジャンプ成功 +5、その他の改善 +2 →179。
◆J・ロシェット
[下限] GPカナダ大会の158.30から、少しミスが増えて -3 → 155。
[上限] GPフランス大会167.22から、ジャンプの改善などで +5 → 172。
◆K・マイスナー
[下限] GPフランス大会の155.72から、少し崩れて -3 → 153。
[上限] 2006全米選手権の171.04からインフレ補正 -3 → 168。
◆浅田真央(参考)
[下限] いくつか細かいミスをしたGPフランス大会の182.42程度。
[上限] GPファイナルの189.62から、ジャンプ以外の要素のレベルアップとPCSの改善 +4 →194。
以上から、金メダル予想としては、
◎スルツカヤ、○コーエン、▲荒川、△村主、△コストナー、というところか。もし、年齢制限が無くて浅田真央が出場できれば、非常に高い確率で、銀メダル以上は獲れてたと思うのだが・・・
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■ 2006/02/24 追記:
【トリノ五輪・女子フィギュア・結果の検証など】
▼スコアの詳細:XX Olympic Winter Games 2006, Detailed Results
▼主な選手の結果:
(1) 荒川静香 191.34 (2) コーエン 183.36 (3) スルツカヤ 181.44 (4) 村主章枝 175.23 (5) ロシェット 167.27 (6) マイスナー 165.71 (7) ヒューズ 160.87 (8) マイヤー 156.13 (9) コストナー 153.50 ・・・ (14) ソコロワ 142.35 (15) 安藤美姫 140.20
▼上記予想(2/12に書いた)の反省:
○予想以上のスコアだった選手:
・荒川静香:上限と思ってた185を6点も上回った。特にフリーを「トゥーランドット」に変えた効果とPCSの点の出方が予想以上だった。これだけキャリアのある選手がオリンピックの舞台で自己ベストを大幅更新するのは大変なこと。金メダルおめでとうございます。
○予想以下のスコアだった選手:
・コストナー:SPの最初のジャンプのミスした影響が大きすぎた。地元開催の重圧は想像以上か。
・ソコロワ:やはりSPでジャンプを2つミスしたのが痛すぎた。コンディションも悪そうだった。
・安藤美姫:フリーの4回転の失敗のダメージとプログラム変更の悪影響が予想以上だった。成功確率がほぼゼロの4回転を跳ぼうとするのは、順位を度外視した安藤の個人的な趣味のように思える。演技の後半がボロボロになったのは見ていて気分が悪かった。五輪の代表選考では「勝てる選手」という基準で選ばれた以上、少しでも高いスコアを出すよう努力すべきだったと思う。
▼今後について:
・3月の世界選手権の日本代表メンバーが気になる。2007年の世界選手権(東京)で3枠をとるためにも、予定どおり荒川・村主・中野で行ってほしい。
・今から2010年のバンクーバー五輪が楽しみ。浅田真央が日本のエースとして金メダルが期待されるだろうし、浅田舞、澤田亜紀らにも期待したい。村主・安藤もバンクーバーを見据えた発言をしている。外国勢でも、今回のトリノで活躍したマイスナー、ヒューズ、ゲデバニシビリなど有望な選手の成長が楽しみ。
・長野、ソルトレイクシティー、トリノと、たて続けに、本命視された選手達(クワン、コーエン、スルツカヤ)が金メダルを獲れていないのは寂しい。バンクーバーでは、大本命の選手がプレッシャーに打ち勝って圧倒的な強さで優勝する場面を見たい。
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